こんにちわ!中級食品表示診断士&元パティシエ食品表示パターン·アドバイザー®です。
皆様、食品選びの際の注目点の一つとして【鮮度】大切にされているかと存じます。『賞味期限が長い』=新鮮=製造日と近いということ☝
牛乳を奥の奥の奥ーーーから発掘されておられるオバちゃんいえマダム、よくお見掛けします。いや私もです。
食品表示の一部である『賞味期限』『消費期限』は期限表示と呼ばれ、
一般消費者の皆様のもっとも関心が高い食品表示の項目といっても過言でもありませんが、その意味の違い、ご存知ですか?
一般消費者として知っておきたい賞味期限と消費期限の違いとは?まとめました✎
賞味期限と消費期限の違い
賞味期限と消費期限、10秒以内でサクッと説明すると、
賞味期限
⇒安全にその食品を食する事ができる期間
消費期限
⇒食品の品質が保持できる期間
となります
厳密に賞味期限との日数での区切りはありませんが、
食品表示表示ウォッチングの経験から10日前後位が賞味期限と消費期限の使い分ける目明日になりそうです。
期限表示はだれがきめているの?
そして今更ですが 賞味期限・消費期限は
誰が決めてるの??
食品の品質において責任を持つ者。が決めています
『製造者』(が期限表示を決定するための根拠などを集約します)
販売者も発生する場合は販売者、製造者双方がそのデータを検証しコンセンサスを統一し 期限について設定をします。
賞味・消費期限の決定方法
賞味・消費期限は数値データ収集・検証・検査で決めます
✅科学的検査⇒数値化できるものをデータとして集める事。
これまでの製品から想定される賞味・消費期限を仮設定し
菌検査・酸化値・水分活性値など
データを収集するスパン、集計する項目などを検討し、実施します。
その食品のカテゴリー別に対する菌の基準があります
(食の安全に対する菌数の基準)とかみ砕きます。
https://www.spec-lab.net/archives/inspection/kijun
✅官能検査⇒人間の感覚でジャッジをします
視覚 色の変色や退色がないか?形がくずれていないか?
味覚 おいしいと思う事ができるか、風味が落ちていないか?
臭覚 変な匂いがしないか?いい香が減少していないか? など
感覚で判断いたします。
食品の品質保持・賞味期限設定に欠かせないファクター保存状態です
①温度 菌の繁殖が想定されない(冷凍状態)は最強の食品の保管環境度も言えます。
((ああなんでも冷凍するオカン、、それをしっていたのか?))
②包装資材 保存環境 ((空気や光などをいかに遮断できるか)
空気には湿度・菌を含みます 光は劣化を招きます⇒いかに遮断できるか
防災用の 缶詰、や真空状態の食品をイメージ頂くと納得ですね!
強固な保存状態(空気・光をシャットダウンする加工&包材素材の選出)
その食品の特性に合わせた保管方法の選出も重要です
例えば お刺身🐟を冷凍で((菌が繁殖しない))という点で賞味期限を延ばしても水分量の多いお魚は解凍したときに水分が流れ出てしまい、もともとのおいしさは保ちづらいです、やはりお魚を冷蔵保管で・明日の消費期限で食べた方が美味しい様に
その食品の特性を最大限に生かし、
設定される それが、、
『消費期限・賞味期限』でございます。
賞味期限は大手メーカーさんなどは
科学的・官能的な検査などから算出した日数より
ありとあらゆるバッファを想定して
設定の賞味期限日数×0.8程を掛けた短縮したものを賞味期限として提示しているというのが業界の通例です。
余裕のある賞味期限設定からさらに
2/3ルール と呼ばれる業界ルールが存在します。
賞味期限の残りを1/3を担保した流通を基準する食品業界の通例)
弱小のメーカーはひーひ根を上げるばかりでございます。
まとめ
本日は賞味期限と消費期限の違いについてからその設定までの背景を考えてみました。
期限表示から広げた食品業界深い!事を再確認!
食品表示パターン·アドバイザー®がお届けしました!